2019年02月27日

◆繰上返済は以前ほど効果的ではありません。

前回は
金利 4.4%の住宅ローンで
繰上返済と運用を比較しました。


今回は
金利 1.5%の住宅ローンで
比較してみます。


借入3,000万円で35年返済だと
毎月の返済額は91,855円。


初回返済 91,855円の内訳は
54,355円が元金
37,500円が利息です。


支払いの約6割が
元金に充当されます。


同じように
返済スタートから24ヶ月後に
100万円繰上返済すると


元金は同様に100万円減りますが
利息軽減はわずか63万円
期間短縮は18か月です。


100万円の繰上返済は
元利合計で163万円の支払いと
同じ効果になります。


繰上返済は以前ほど効果的ではありません。


420ヶ月で完済する予定が
402ヶ月で完済となります。


つまり100万円を運用し
31年後に163万円に増えれば
繰上返済と同じ効果です。


そのために必要な利回りは
約1.6%です。


繰上返済の効果は
借入金利と同程度の利回りで
運用する効果とほぼ同じです。


現在の住宅ローンの金利を
超える可能性のある運用商品は
たくさんあります。


このような比較をしたうえで
繰上返済派と運用派が
分かれるのは良いと思います。


ただ
専門家が繰上返済だけを
薦めているケースも多いと
感じています。



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Posted by 【 46 LINE 】 at 15:03 │繰上返済住宅ローン運用